日々の暮らしって、なにかと疲れることが多いですよね。
づこ
そんな心がお疲れのあなたに、とっておきのマンガがあります
ここまで癒しをくれるマンガは、今のところほかに出会えていません。
こんな時代だからこそ、改めて読んでほしい作品です。
そんな私の根幹の一部になっている癒し度MAXのマンガ『ARIA』を紹介します。
ARIAのあらすじ
地球歴2301年4月3日
かつて火星と呼ばれた惑星が惑星地球化改造されてからはや150年
極冠部の氷の予想以上の融解で地表の9割以上が海に覆われた火星は、今日では水の星もして親しまれている
21世紀前半まで地球のイタリアに存在していた水の街”ヴェネツィア”をベースに造られた水と共に生きる港町”ネオ・ヴェネツィア”
水先案内人を目指し地球から水の惑星「AQUA」にやってきた水無灯里
灯里が一人前の水先案内人になるまでの、優しくて温かな日常の物語
ARIAの概要
『ARIA』の作者は天野こずえ先生です。現在マグコミにて『あまんちゅ!』を連載中です。
ARIAは元々『月刊ステンシル』で連載されていた『AQUA』が、出版社の移籍にともない『ARIA』へと改題されました。
『AQUA』全2巻、『ARIA』全12巻の全14巻で2008年に完結しています。
1話ごと読切のストーリーで、単行本1冊(5話分)が一季節で構成されています。
通常版と、2016年から2017年にかけ両題を全7巻構成で刊行した『ARIA完全版』があります。
シリーズアニメ化もされ、2021年春にはアニメ化15周年記念として新作の劇場版アニメの公開が決定しています。
ARIAのオススメポイント
ARIAの私的オススメポイントを紹介します。
ARIAを彩るキャラクターたち
水先案内人になることを目指して地球からアクアへやってくる灯里を中心に、藍華とアリスという所属会社は違うけれど合同練習を行う友人や、業界一の成績を持つウンディーネで水の三大妖精と呼ばれるアリシア、晃、アテナといった先輩達、会社の社長の猫たち、他にも個性豊かなキャラクター達によって1話ごとにストーリーが紡がれています。
心に染みるセリフ
ARIAでは毎話ごとに染みるセリフがあるのですが、特に好きなセリフを選んでみました。
灯里
「もしかしたら当たり前すぎて
普段 気が付かない素敵なものって
まだまだいっぱいあるのかもしれませんね」
アリシア
「そうね 同じものでも時間帯によって まったく違う顔を見せてくれたり
季節が変わることで空気や色合いも移ろっていく
そして何より その時 その場に居合わせる自分の気持ちひとつで
見えてくる世界が まったく変わってしまう
もう大変よ 灯里ちゃん 素敵なものは無限大なんだから」
ARIA 7巻 Navigation32 停電
ARIAは生活の中で忘れてしまいがちな、日々の中の小さな幸せの見つけ方を改めて教えてくれる、そんなストーリーが多いです。
だからこんなにも心に染みて温かな気持ちになれるんでしょうね。
1冊ごとに感じられる四季
ARIAは通常版コミックでは1冊で1季節を描いているので、季節のイベントや記念日を題材にしたお話も多くあります。
コミックの表紙や裏表紙も全てその季節に合わせたイラストになっていて素敵です。
灯里がノートPCでつづるメール
話の冒頭が、灯里が持ち歩いているノートPCでつづるメールの「前略――」でスタートすることが多いです。
灯里のメールの送り主が一体誰なのかは、最終話に明かされます。
自分がブログを始めてから改めて、なんて素敵なメールをしていたんだろうと感じます。
ARIAは紙の本でゆっくり読もう
残念ながら『ARIA』は電子書籍化されていません。
電子書籍化されていない理由は語られていませんが、ARIAの第1話でこんなセリフがあります。
ここ「不便」だから全部自分の手でやれるじゃないですか
それが何だか嬉しいんです
ARIA 1巻 Navigation01 ネオ・ヴェネツィア
なんでも簡単にスマホで読める時代だからこそ、紙の本を手に取って、ゆっくり読んでみてほしい作品です。
1話ごと読切なので、まずは1巻だけ読んでみてはいかがでしょうか?